■ はじめに:夢って言葉、ちょっと重くない?
前回、1か月かけて楽しみながら考えてみようという内容のブログを書いたのを覚えていますか?

「夢を語ろう」となると周囲が暗黙に求めていることに斟酌してなんか立派なことを言わないといけない圧力感じませんか?
小学校の頃に今年の抱負を書けという宿題がもっとも重かった…。
でも、「このままで将来大丈夫なのだろうか」といったぼんやりとした違和感や「あそこに出かけたいな」というちょっと気になる未来。
それを気楽にだれかと話しながら思い描く…。
やはり、それぐらいで十分じゃないかなと思うんだね。
「夢を持たなきゃ」じゃなくて「気になってることがある」
それを大事にしてみるだけでいいと思うよ。
■ いとやんの“未完成な夢”を告白する
今年は本当に大きな変動があった一年で、他県でのイベント実施や他業種の方とのコラボや協業もさせていただいたことは感謝です。
そして何よりもお忙しい中、焼けるような暑い時も風が吹き荒むような寒い日もイベントに駆け付けて下さって、楽しんでくださりあたたかいコメントを出してくださったお客さんには感謝しきれないです。
個人的で恐縮なのですが、具体的には単発のイベント企画を方向性を変えつつ試行錯誤はしつつ行ったものの、気に入っていただいた方をより中長期的にサポートしていくセミナーを作りたいと思っています。
もちろん「はじめの一歩を踏み出そう」が活動の柱にしているので、普段は意識していない無意識(思考の奥にあるその人の価値観を決定づけるものと言ったらいいかな)が何を求めているのか知ること。
それがわかったらその価値観の優先順位をはっきり導き出すこと。
ここからは目的地に向かって走り出すことになるだろうけど、そこでいわゆるトラウマやそれを遮る肯定的理由(痩せたいけど食べてしまうのは満腹時の安心感をえるためなど)を知って、受け止め方を変えるなど…。
でもカリキュラムも何も一からなんだよね。
だからこそ、少人数を相手が「どんなことを求めているのかな」を捉えながら、その人に合ったアプローチで方針を立てていくしかないかな…と思っている。
その告知のためにofficial版のLINEをいかに使っていくかになるけれども、これは何回かトライ&エラーも行っていかないといけないなど、まだ形になっていない。
……「いとやんは活動しているから言えるんでしょ?」って言いたい人もいそう?
恥を忍んで言うけれども、実は心理学を学び始める前までは「めんどくせえ」だったんです。
当時を振り返るとアニメNARUTOの登場人物奈良シカマルみたいにかっこいいわけもなく、お前は中二病かってぐらいただただ痛いだけ…(笑)
さすがに今は一歩前に進めたんだけれども、実は今でも立ち止まっている時間のほうが長いし、「今日は考えるだけで何も前に進まなかった…」という日も多かったりするんですよ。
■ なぜ「夢を考えるだけ」で止まってしまうのか
でも「失敗を世にさらすのは恥だ」、「今の自分にはとても無理無理…」と思っちゃうじゃないですか。
さっき、未完成な夢を告白したけれども、何回消してアップしようかと思ったか(笑)
でもこれも以前のブログで訴えた通り、「怠けでも根性不足でもなくてこれは脳の防衛反応」だということをわかってほしいし、決して自分を責めたりしないでほしいんだね。
脳は守ってくれてるんだよ、あなたのことを。
言うなれば、転ばないようにまだ靴ひもを結ばせてくれない感じかな。
これ完全に嫌がらせだよ(笑)
■夢を“叶える”より先にやること
だからこそ心のハードルをなるべく下げておきたい。
夢を政党の公約のように堅苦しく考えず、このように考えてみたらどうだろう。
- 夢を決める → ✕
- 夢を語ってみる → ◎
そうですね、相手は仲のいい人であると同時にこの人なら真剣に最後まで聞いてくれるという人を選んでみてください。
もし「そんな人、誰もいない!」という人がいたらどうか心理職やカウンセラーに話してみてください。
もちろん私でよければ喜んで聴きますよ。
しかも
- うまく話せなくていい
- 途中で変わっていい
- 笑われても案外、死なん。
- もし何も起きなくても「話した」という経験だけはちゃんと残る。
言葉にすると「公約だ!」と感じてプレッシャーにもなるけど、それだけで周囲に伝わるように話すと協力者はあらわれるはず。
一人で頑張ることも素敵だけれども協力してもらうことも必要だし、あなたのできることで良いので相手の困りごとに協力できそうなら小さいことでもチャレンジしてみてほしい。
「夢は話した瞬間、現実に向かって一歩近づく」のだから。

■ 来年の夢を「扱いやすくする」コツ
これも前回内容とカバーになるけれども、具体的にいうと
- 大きな夢 → 小さな行動に分けよう
- 数字じゃなく「状態」で考える(けっして業務会議と同じように考えてはいけない)
- 正解(世間で言われるこうすべきの常識)より、もしこれが叶うと「ワクワク度」があがるだろうなということを基準に
例:
×「成功する」
〇「LINEやインスタを立ち上げる」
×「○か月以内に売り上げ○○万円を達成する」
○「昨年度よりも単価を上げた分、満足度の高いサービスを提供する」
■ おわりに:夢は“決意”じゃなくて“会話”
夢をそんな難しく考えなくていい
- 夢は別に宣言せんでいい
- 誰かに約束する必要もない
- でも半信半疑でもいいから、誰かと話し続ければ、それで育つ
「来年の夢、まだ途中です」
今決めなくても全然ええやん、って。
前に言ったように、すぐに決めず移動や料理の時などにぼーっと考えてごらん。
そしてなんか思いついたらメモできるようにしておくといいかな。
無意識がきっと「あのな…」って話してくれるはず。
