はじめの一歩を踏み出そう 大阪でワークショップ企画 「第2回いとテラスcafé 不適切?理不尽?そんな昭和を語りつくそう!ゲスト 山田弘志さん(2024/12/17@ONtheUMEDA)レポート編」

教育業界に20年以上携わってきましたが、日本教育士の資格も得ました。

しかし、気づかぬうちにストレスで潰されそうに。

そんな時に偶然に出会ったNLP心理学によって物事の捉え方が大きく変わりました。

NLP心理学マスタープラクショナーコースやメンタルマネジメントⅡ種を修了、取得するとともにワークショップやミニカウンセリングなどを行っています。

一歩前に進めるスイッチの押し方により人生が音を立てて動き出す。

そんな実感を一人でも多くの方と共有していきたいと思います。

目次

幅広い世代の人と交流

今回お集まりいただいたのは幅広い世代の方々でした。特に20代といった若い世代の方のご参加がなければ、主張が偏り「あの時は良かったねー」というノスタルジーを共有する方向に偏っていたかもしれません。

他の参加者も昭和生まれの方もいらっしゃいましたが、昭和の終わりか中頃(バブル世代か氷河期世代と表現することも多いですよね)の生まれで似たようなことは同じく経験しているものの、感じ方に違いがありそこも面白かったです。

昭和ときいて…どう思う?

若い世代の方からは「厳しい時代」という声が出て、昭和世代からも「理不尽、不条理、非合理(山田さん)」という考えが出ていました。

「ただそれは育った環境によっての違いが大きいのかも」という意見もありました。

昭和と現在の特に大きな違いは周囲の人とのコミュニケーションの取り方という話が出てきます。

当然、「Eメールも使っていたし、家の電話からかけるのが普通だった」とかいう昭和の日常が明かされます。

「新人の会社での最初の仕事が電話取りは珍しくなく、進んで取るべきだ。対応の仕方は先輩の後姿を見て学べ」と言われ、丁寧な指導はほぼない環境での職場環境が現在でも一定数残っているようです。

それはある意味で当たり前で上司や経営者が昭和の時代に生活しある程度上手くいった人でしょうから、当然成功体験として残りそれを実行しようとするわけです。

しかしスマホという相手が誰かわかっている人とのコミュニケーションで育ってきた若い世代から見ると恐怖でしかないというのも頷けます。

昭和世代からは「昔は駅に伝言板というものがあった」「小学校では始業式にクラス全員の氏名や住所、電話番号、保護者の名前までもがあった一覧表が配られた」など若い世代からは驚きの事実が続出していました。

みんなについていけなくなると怖い昭和世代

昭和はテレビが全盛期であり、今では考えられない視聴率が30%や50%という驚きの時代でもありました。

特に昭和後期の土曜8時は『俺たちひょうきん族』や『8時だョ!全員集合』が全盛期であり、そこであったネタが週明け月曜日に学校で話されるので遅れてはいけないよいう話が出ていました。

昭和の時代は良くも悪くも一体感を重視するもので、ダイバーシティ(多様性)を主張する現在とはかけ離れているようです。

ただやみくもに「昭和は良かった」や「昭和はおかしかった」というだけでなく、「昭和には『24時間働けますか』という流行語がありましたが、そこから起こった過労死などの問題に取り組んだ結果としての今がある」という話もあり、少なくとも昭和や現在のつながりの中で、いろんな出来事を見ていかないといけないようです。

傷つくのを恐れる若い世代

近年、友達がリアルタイムでいる場所を見られるアプリがあります。

若い世代によるとこれを始めた当初はとにかく「たくさんの人とつながりたい」という心理があったそうです。

たとえば今新宿にいるとして、その近くにいる人に「自分も近くにいるので会わない?」などと声をかけると断られることも少なさそうだし、口実的にも「近くにいたから」ということで深読みされることも少ないというメリットがあるそうです。

相手に負担にならない、そして自分自身もなるべく傷つかなくていいだろうという価値観は結構浸透しているのかもしれません。

先ほどの「電話に出るのを恐れる若い世代」の話にも通じてくるのに気付きます。

前に倒れるまで何かに挑戦するのもありかも?

山田さんが「影響を与えられた人物やこうなりたい人」というものはありますか?」と尋ねました。

芸能界や経営者などの著名人を思い浮かべそうですが、参加者の一人の若い世代から自らのお父様をあげられていました。

その方のご家庭は厳しく、なんとなく昭和の雰囲気が伝わる環境にあったのかもしれませんが、お父さんがやっておられることやその処し方に影響を受けてこういう感じで進んでいきたいという将来像があるそうです。

山田さんの「30歳になるまでにいろんなことを体験できる期間なので、前に倒れ込むくらいまで夢中に取り組めるものが見つかればいいね。『こうしないといけない』という意識は誰かとの比較によって起こるものですが、どう思われるのかまたはその場の空気にどう合わせるべきかなどの思考が元。しかし『どうありたいか』は自分を軸にしたものでありここを突き詰めながら、周囲の反応に恐れず歩みだしてほしい」との金言が出たところであっという間の一時間が終了となりました。

《参加者様からのご感想》

・1時間があっという間にたつぐらい真剣にお話ができました

・若い方からの「今はこうだけれども昭和ではどうだったの」といった質問に対し昭和世代が答えるような形式でも良かったような気がする

・参加者の世代が様々で多様な意見が聞けて楽しかったし、特に若い世代である私たちの意見を聞きだしてくれて空気感も良く、話しやすかった

淘汰されずに残った昭和から今に伝わるもの

今回の企画を山田さんにお伝えし打ち合わせをさせていただいたときに「昭和を良い、悪いや懐かしむだけでなく、昭和というある意味不条理な中でも淘汰されずに残ってきたものをこれからどう生かしていくのかに焦点をあてたいね」という話をしていました。

つまり昭和生まれの人だけが集まってノスタルジーを共有するだけでなく、そこから一歩先の若い世代が自信をもってはじめの一歩を踏み出せるきっかけになればというねらいがありましたが、若い世代を含めた幅広い世代の方々のご参加により多様な意見交換ができました。

タイトルとしては古いものの、これから将来にむけてどう接していくのかという価値観はキャリアリフォーミングアドバイザーとして活躍する山田さんあって成り立った企画でした。

この度ご協力いただいたゲストの山田弘志さんや参加者のみなさま、そして参加はできなかったけれども興味を示してくださった方々も含め感謝いたします。

また各種のイベントやいとテラスcaféはしばらく充電期間をいただき次年度の春に再開致しますが、この一年間こういった場を与えていただいたONtheUmedaさん、ならびに中山さんにも心より御礼感謝申し上げます。

次年度も「はじめの一歩を踏み出せる」企画や素晴らしいゲストと話すネタも考えています。

これまでご参加いただいた方や告知は見たことはあるけれども未参加の人も含め、さらに広くお役に立てるようこれからも一層励んでいきますね!

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この記事を書いた人

教育業界に20年以上携わってきましたが、気づかぬうちににストレスで潰されそうに。そんな時に偶然に出会ったNLP心理学によって物事の捉え方が大きく変わりました。一歩前に進めるスイッチの押し方により人生が音を立てて動き出す。そんな実感を一人でも多くの方と共有していきたいと思います。

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