職場の後輩が外部の電話に出られるようになってきたので褒めたいが、なんとなく「わざとらしい」感じになりそうで難しい、と言われたことがあります。
相手を褒めたいと言う時点で、しっかりと見守りが出来ている状態ですから、後は言葉選びだけの問題でした。 人の褒め方のポイントとして、「行いそのもの」ではなく「行動できたこと」「そうしようと思った気持ち」や「相手の考え方」について褒めましょうとお伝えしました。
なぜなら人は、「行動面」だけを褒められても、「うわべだけ」しか褒められていないと感じるからです。
きちんと相手の「能力」や「信念・価値観」」を褒めることで「わざとらしい」褒め言葉ではなく、あなたの気持ちがきちんと伝わる声掛けに変わります。
今回のような「外部の電話にれるようになった」ことを褒めたい場合は、
1.電話応対の仕方を学んだこと
2.成長しようと努力したこと
3.今できる仕事をしっかりとこなしていること
4.苦手な仕事でもきちんと向き合っていること
など、を褒めることが出来ます。
例えば「外部の電話に出られるになって凄いね。」
と普段言ってしまっているなら、
「電話応対の方法、しっかりできてるよ。またできる仕事が増えて凄いね。電話が怖いと言ってたけど、頑張ったね。」
と言う具合に、褒めることが出来ます。
まずは「行動面」を褒める言葉しか出てこなくても、心配ありません。 あなたが、「これは『行い』だけを褒めているな」と気が付くことが、スタートです。
次に「能力」や「信念・価値観」の面はどんな風に伝えられるかな?と意識します。そうすることで、あなたの脳(無意識・潜在意識)が、ピッタリの言葉を探し始めますよ。 褒められれば誰でも嬉しくなります。 どういうか悩んで何も言えないより、まずは気が付いたら前向きな言葉かけをすることから始めましょう。