日頃からいろんな心理学にあたりながら、どう生かしていくと一人でも多くの役に立つのかなと考えながら活動しています。
元々はほんのちょっとしたきっかけからNLP心理学を学ぶことになりました。
ところで「NLP心理学ってなんなんだ」という人も多かろうと思います。
NLPとは日本語に直すと神経言語プログラミング、「自分の心の使い方を上手にするための実践心理学」と思っていいただければ良いでしょう。
難しい理屈は置いといて、それぞれに人々の持つ「心のクセ」を知って気分や考え方、行動を扱いやすくすることを目的にしたものと言うとわかっていただけるでしょうか。
人にはそれぞれ「見方」「聞こえ方」「感じ方」にクセがあります。
同じことを体験してもある人は明るくとらえ、ある人はいら立ちを隠せないなど様々な反応が想定されます。
性格をがらりと変えるわけではなく望ましい方向へ向かうために、心のハンドルをどう握るかを学ぶのがNLPの核心だと思っています。
本格的に学びたい方はスクールなどに行っていただくことをお勧めしますが、「この頃よく耳にはするが、NLPって何?」「今困っていることがあって、何かしらのヒントを得たい」などの疑問や要望があれば、本書はお勧めかもしれません。
著者である高橋かおりさんはNLP創始者であるリチャード・バンドラーに師事したこともあり、「NLPの前提条件」について一つの章を割いて説明してくれています。
いろんな本がありますが、導入を丁寧に教えてくれるこの本はなかなか貴重です。
「各テクニックや概念についての説明⇒実践方法」の流れで構成されています。
初めての人は「こんなやり方があるんだ」と感じでしょうし、学んでいる人にとっても「そうそう、ここは見落としていたかも」など何かしらの収穫は得られると思います。
でもどんなにいいことを知っても大切なのは実践すること。
実践が自分の思い通りにいかなくても、少し次は修正してチャレンジあるのみ。
NLPの世界では「失敗はない、フィードバックがあるだけ」なのです。
