《読書記録》『アドラー心理学のいっちゃん大切なことをつめ込んだ本』著者 肥田裕久

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いっちゃん大切なこと…とは?

数年前、『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(岸見一郎さん・古賀史健さん)がベストセラーになりましたね。実は当時、私もFacebookで読書記録を残していた一人です。

NLP心理学を実践している私にとって、アドラー心理学との親和性は高く、ブログ執筆や調べ物をする際のヒントにもなってきました。
今回紹介する本は、そんなアドラー心理学に興味があるものの「途中で挫折した」という人にもおすすめできる、やさしい入門書。
「課題の分離」や「勇気づけ」など、アドラー心理学の根幹をていねいに、かつ日常で活かせる形で説明してくれています。

私が先週主催した「いとテラスcafé」のイベントでは折しも、「繊細さん(HSP)」をテーマに扱あがりました。
他人の気持ちに敏感で、相手の機嫌や表情に過剰に反応してしまう——そんな経験、ありませんか?

たとえば、たとえば「話を聴いている相手の顔が仏頂面⇒こんな場に来るんじゃなかったとか思っているのかな」、「私の投稿にSNSの投稿にいいねボタン(SNSによって呼び方に違いがあります)がつかない。特に仲良くしてくれていたAさんなど日々精力的に発信をしているみたいだし共通の友人にはいいねボタン押しているのに私の投稿は見てもいないみたい。きっと私の気づかないうちに何か気分を害することをしてしまったのだろうか、あ、あー!」などなど枚挙にいとまがありませんね。
……はい、心当たりのある方、挙手!(大丈夫、私もその一人でしたから笑)
 
本書では、そんな悩みの根源を「他者からの評価」と明確に指摘します。
アドラーの「すべての悩みは対人関係の悩みである」という有名な言葉が、ここでもしっかりと響いてきます。
自己肯定感とは、ただ「I am OK(私は大丈夫)」と呪文のように唱えることではなく、
“自分の目的を理解し、自ら選んだ行動に責任を持つこと”なのだと。
そのうえで、他者と協力できる部分は協力し、無理に合わせず自分を貶めない——。
そんな生き方を後押ししてくれる一冊です。
 
実は私、著者の肥田さんとはあるコミュニケーション講座で顔見知りで交流させていただいています。
彼はいつも“予想外”の質問を投げてきて、受講者をタジタジにさせていました(笑)。
当時は「ちょっと意地悪が過ぎるぞ〜」と思っていたのですが、いま思えばそれは相手の“深層心理”を引き出すための仕掛けだったのでしょう。
そんな彼が書いた本だけに、内容は深いのに難解ではなく、「もうわかったよ!」と思うくらい丁寧に繰り返してくれる優しさがあります。
それはきっと、読者を置き去りにしないという著者の思いやりの表れだと確信しています。
 
アドラーに興味を持てば、まずはこの本から入ってみてください。
Kindle限定ではありますが、マーカーやメモが手軽に使えるのも利点です。
ここでアドラーの世界観に触れ、さらに深めたくなったらいよいよ岸見先生の著作へ進む——そんな“心理の階段”の最初の一歩にぴったりです。
読後、私は「以上の考え方を世に伝えたい」と素直に思いました。
そしていま、こうしてレビューを書くのも自分の“目的”に沿った行動です。
……そう、ちょっとドキドキ・ビクビクしながらですけどね。
なお著者からのクレームは受け付けません(笑)。

結局何が言いたいかを一言で言うと…

他者の評価に翻弄されず、自分の意思で生きたい人へ。
そして、心理学を“理論”ではなく“実践”として感じたい人へ。
本書は、あなたの心の整理整頓を手伝ってくれる一冊です。

さあ、あなたもこの時点からはじめの一歩を踏み出そう!

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この記事を書いた人

教育業界に20年以上携わってきましたが、気づかぬうちににストレスで潰されそうに。そんな時に偶然に出会ったNLP心理学によって物事の捉え方が大きく変わりました。一歩前に進めるスイッチの押し方により人生が音を立てて動き出す。そんな実感を一人でも多くの方と共有していきたいと思います。

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