はじめの一歩を踏み出そう 第87回 【2026年度読書記録⑤】『手にとるようにNLPがわかる本(著:加藤聖龍)』~自己否定は本当にあるのか? はじめの一歩の前に整えるもの~

目次

1. 「自己否定が強いですね」と言われて感じた違和感

先日、ご縁があって自分の状態を見ていただく機会があった。
エネルギーの流れから傾向や課題を読み解くアプローチだ。

そこで言われたのが、「今月は“自己否定”の傾向が強い」という言葉。

ただ、正直に言うとピンと来なかった。

たしかに失敗したときに、「なんでやねん」「想定外や」とイラっとすることはある。

でもそれは出来事への反応であって、「自分には価値がない」といった意味での自己否定とは違う感覚だった。

2. 自己否定は本当にないのか?

過去を振り返ると、全くなかったわけではない。

子どもの頃、勉強やスポーツで突出したものはなく、どこかで自分を小さく見ていた感覚はあった。

ではなぜ、今はそれが薄れているのか。

3. 「意味づけ」が感情と行動をつくる(NLPの視点)

その一つが、NLPの考え方だ。

NLPでは、「人は出来事ではなく、意味づけに反応する」と捉える。

同じ失敗でも、

  • 「やっぱり自分はダメだ」
  • 「やり方を変えるヒントが見つかった」

この違いで、その後は大きく変わる。

つまり自己否定は“状態”というより、意味づけの結果として生まれるものとも言える。

4. 祖母の言葉とリフレーミング

祖母の言葉が印象に残っている。

「片腕が折れても喜びなさい。もう一本あるし、他の使い方を考えられる」

極端だが本質はシンプル。

失ったものではなく、残っているものに目を向ける。

これはNLPの「リフレーミング(捉え直し)」そのものだ。
見方が変われば、体験も変わる。

5. 「できない」は設計の問題かもしれない

目標の扱い方も大きかった。

大きすぎる目標は、失敗と自己否定を招きやすい。
でもそれを細かく分け、「これならできる」まで落とし込むと不思議と動ける。

そして「できた」が積み重なると、自己否定は自然と起こりにくくなる。

6. 人はそれぞれ違う“地図”を持っている

NLPの前提に、「地図は現実そのものではない」というものがある。

同じ出来事でも、捉え方は人それぞれ。

だから他人が「おまえはおかしい!こうすべきだ」と主張した際に、自分の認識する価値観とズレている(図星を突かれることもあるけどね)と、強いストレスになり、自己否定につながることも恐れもありうる。

7. 自分の解釈を外に出す

そんなときは、「自分はこう捉えている」とアウトプットすること。

相手に直接伝えられるといいのだが、誰かに話すだけでもいい。

これは単なる発散ではなく、自分の意味づけを自覚する行為になる。

8. 大切なのは「今の意味づけ」

今回、私は「ピンと来なかった」と伝えた。

その中で感じたのは、同じ言葉でも受け取り方は人によって大きく違うということ。

大事なのは、「自己否定があるかどうか」よりも今、自分がどう意味づけしているかなのかもしれない。

9. はじめの一歩の前に整えるもの

もし今、

  • 動き出せない
  • 考えがまとまらない
  • 一歩踏み出せない

そんな状態なら、それは能力ではなく、捉え方や整理の問題であることも多い。

「はじめの一歩」は行動ではなく、その前の内側の整理かもしれない。

そしてこうした考え方は、NLPの原則に通じている。

NLPには多くのテクニックがあるが、本質は「自分の捉え方をどう扱うか」というシンプルな指針だ。

今回読んだ『手にとるようにNLPがわかる本』は、その入り口としてとても理解しやすい一冊だと思う。

著者の 加藤聖龍 さんはYouTubeでも見られる方で、一見ぶっきらぼうな語り口の中にもどこか温かさがあり、内容も実感を伴って入ってくる。

興味があれば、一度手に取ってみてもいいかもしれないね。

https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761266226

10. ここまで読んでくれたみなさんへ

大きく変わる必要はないと思うよ。

ただ、「一歩踏み出せそうだ」と思える状態をつくること。

それができれば十分だからね。

そしてその前に——
自分に一言、「大丈夫!頑張ってるね」と声をかけてあげようよ

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この記事を書いた人

教育業界に20年以上携わってきましたが、気づかぬうちににストレスで潰されそうに。そんな時に偶然に出会ったNLP心理学によって物事の捉え方が大きく変わりました。一歩前に進めるスイッチの押し方により人生が音を立てて動き出す。そんな実感を一人でも多くの方と共有していきたいと思います。

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