1. 「自己否定が強いですね」と言われて感じた違和感
先日、ご縁があって自分の状態を見ていただく機会があった。
エネルギーの流れから傾向や課題を読み解くアプローチだ。
そこで言われたのが、「今月は“自己否定”の傾向が強い」という言葉。
ただ、正直に言うとピンと来なかった。
たしかに失敗したときに、「なんでやねん」「想定外や」とイラっとすることはある。
でもそれは出来事への反応であって、「自分には価値がない」といった意味での自己否定とは違う感覚だった。
2. 自己否定は本当にないのか?
過去を振り返ると、全くなかったわけではない。
子どもの頃、勉強やスポーツで突出したものはなく、どこかで自分を小さく見ていた感覚はあった。
ではなぜ、今はそれが薄れているのか。
3. 「意味づけ」が感情と行動をつくる(NLPの視点)
その一つが、NLPの考え方だ。
NLPでは、「人は出来事ではなく、意味づけに反応する」と捉える。
同じ失敗でも、
- 「やっぱり自分はダメだ」
- 「やり方を変えるヒントが見つかった」
この違いで、その後は大きく変わる。
つまり自己否定は“状態”というより、意味づけの結果として生まれるものとも言える。
4. 祖母の言葉とリフレーミング
祖母の言葉が印象に残っている。
「片腕が折れても喜びなさい。もう一本あるし、他の使い方を考えられる」
極端だが本質はシンプル。
失ったものではなく、残っているものに目を向ける。
これはNLPの「リフレーミング(捉え直し)」そのものだ。
見方が変われば、体験も変わる。
5. 「できない」は設計の問題かもしれない
目標の扱い方も大きかった。
大きすぎる目標は、失敗と自己否定を招きやすい。
でもそれを細かく分け、「これならできる」まで落とし込むと不思議と動ける。
そして「できた」が積み重なると、自己否定は自然と起こりにくくなる。
6. 人はそれぞれ違う“地図”を持っている
NLPの前提に、「地図は現実そのものではない」というものがある。
同じ出来事でも、捉え方は人それぞれ。
だから他人が「おまえはおかしい!こうすべきだ」と主張した際に、自分の認識する価値観とズレている(図星を突かれることもあるけどね)と、強いストレスになり、自己否定につながることも恐れもありうる。
7. 自分の解釈を外に出す
そんなときは、「自分はこう捉えている」とアウトプットすること。
相手に直接伝えられるといいのだが、誰かに話すだけでもいい。
これは単なる発散ではなく、自分の意味づけを自覚する行為になる。
8. 大切なのは「今の意味づけ」
今回、私は「ピンと来なかった」と伝えた。
その中で感じたのは、同じ言葉でも受け取り方は人によって大きく違うということ。
大事なのは、「自己否定があるかどうか」よりも今、自分がどう意味づけしているかなのかもしれない。
9. はじめの一歩の前に整えるもの
もし今、
- 動き出せない
- 考えがまとまらない
- 一歩踏み出せない
そんな状態なら、それは能力ではなく、捉え方や整理の問題であることも多い。
「はじめの一歩」は行動ではなく、その前の内側の整理かもしれない。
そしてこうした考え方は、NLPの原則に通じている。
NLPには多くのテクニックがあるが、本質は「自分の捉え方をどう扱うか」というシンプルな指針だ。
今回読んだ『手にとるようにNLPがわかる本』は、その入り口としてとても理解しやすい一冊だと思う。
著者の 加藤聖龍 さんはYouTubeでも見られる方で、一見ぶっきらぼうな語り口の中にもどこか温かさがあり、内容も実感を伴って入ってくる。
興味があれば、一度手に取ってみてもいいかもしれないね。
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761266226
10. ここまで読んでくれたみなさんへ
大きく変わる必要はないと思うよ。
ただ、「一歩踏み出せそうだ」と思える状態をつくること。
それができれば十分だからね。
そしてその前に——
自分に一言、「大丈夫!頑張ってるね」と声をかけてあげようよ

