はじめの一歩を踏み出そう 第97回 嫌いな人に心を支配されないコツ ~怒りやモヤモヤを増幅させる「解釈のクセ」と上手につき合う方法~

前回の記事では、「嫌いな人がいること自体は悪いことではない」という話をご紹介しましたが、ご質問をいただくなど反応が大きくて驚いています。

・嫌いな人の顔が頭から離れない。

・何気ない一言を何度も思い返してしまう。

・家に帰ってからも怒りが収まらず、眠れなくなる。

もしこんな経験があるなら、今回の記事は役に立つかもしれないね。

ただ、問題なのは「嫌いな人がいること」ではない。

その人の言動を思い出してはイライラしたり、眠れなくなったり、一日中気持ちを引きずってしまうことなんだね。

では、嫌いな人の言動に必要以上に苦しまないためには、どうすべきだろうか?

そのヒントになるのが、「事実」と「解釈」を分けて考える視点です。

目次

1. 「事実」と「解釈」は別のもの

「○○ができていないね」と言われたとするね。

この言葉に対して、

  • 「危険だから教えてくれたんだ」
  • 「また粗探しをしている」
  • 「みんなの前で恥をかかせたいんだ」

など、さまざまな受け取り方ができます。

実は、「○○ができていない」という事実そのものと、その言葉にどんな意味を与えるかは別の話。

私たちはできごとそのものではなく、「どう解釈したか」によって感情が大きく動いている。

2. なぜ同じ言葉でも傷つく人と傷つかない人がいるのか

解釈は、決して気分だけで決まるものじゃないんだね

そこには、次のような要素が影響していると思われる。

  • 相手とのこれまでの関係性
  • 相手の普段の態度や表情
  • その日の心身のコンディション
  • 自分が大切にしている価値観
  • 過去の経験や傷ついた記憶

たとえば、普段から挨拶を返してくれない人からの指摘は、必要以上に攻撃的に感じやすいでしょう。

反対に、信頼している人からの同じ言葉は、素直に受け止められるかもしれません。

私たちは、現実をそのまま見ているのではなく、自分なりのフィルターを通して世界を見ているのです。

3. 嫌いな人を気にしないための3つの視点

嫌いな人を好きになる必要は1ミクロンもありません。

大切なのは、その人に自分の感情を支配されないことなんです。

そのために役立つのが、次の3つの問いなので、見ていこうか。

今、わかっている事実は何だろう?

自分の解釈や想像をいったん横に置き、確認できる事実だけを書き出してみる。

私はなぜ、こんなに反応したのだろう?

相手の言葉だけではなく、自分の価値観や過去の経験が影響していないか振り返ってみます。

相手にはどんな意図があったのだろう?

相手の立場から出来事を見てみることで、新しい視点が生まれることがあります。

NLP心理学では、このような視点の切り替えを「パーセプチュアルポジション」と呼び、重要なテクニックの一つとされている。

もちろん一人では難しい場合は、カウンセラーなどの信頼できる人やNLPに関する専門家と一緒に整理してみるのも大変におススメ。

ただし、相手が明らかに攻撃的であったり、尊厳を傷つける言動を繰り返したりする場合は、非常に危険な状況に陥ることも想定される。

そんな時は無理に理解しようとせず、距離を取るべきでしょう。

本日のまとめでーす

残念ながら、嫌いな人がいなくなることはありません。

しかし、嫌いな人の言動にどれだけ心を支配されるかは、自分の受け止め方によって大きく変わります。

相手を変えることは難しくても、自分の見方を少し変えることはできる。

大切なのは何よりもまず、「事実」と「解釈」を分けること。

そうすると怒りやモヤモヤから自分を守る有効な手段になるはず。

次に嫌いな人の言動で心が揺れたときは、ぜひ自分にこう問いかけてみよう。

「今、わかっている事実は何だろう?」

その一呼吸が、あなたの心を守ってくれるはずだからね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

教育業界に20年以上携わってきましたが、気づかぬうちににストレスで潰されそうに。そんな時に偶然に出会ったNLP心理学によって物事の捉え方が大きく変わりました。一歩前に進めるスイッチの押し方により人生が音を立てて動き出す。そんな実感を一人でも多くの方と共有していきたいと思います。

目次